▶ 講師プロフィールとキッズヨガへの想い


キッズヨガインストラクター

ありのままの自分でしあわせに生きる。

そのためにまずは、こどもたちのこころを満たす・育む。

こどものヨガとマインドフルネスの教室・Kids Yoga Tokyoを主宰しています、寺崎しのぶです。

 

わたしはヨガとマインドフルネスと英語を通して、

 

こどもたちがありのままの自分の花をみつけ
その花を受けいれて
自分らしい人生のなかで
キレイに咲かせていくことの

 

お手伝いをしています。

なぜか?

それにはこんな理由があります。


▶ 誰にも褒められない子


わたしは、千葉県にある海辺の町で育ちました。

目の前は海と港。

すこし歩くと畑や田んぼが広がっていて、晴れていると富士山がきれいにみえて、夜にはたくさんの星がみえました。

小さな頃のわたしは、誰にも褒められない子でした。

テストで100点をとっても、いくらお手伝いをしても、親も先生も、誰ひとりとして、わたしのことを褒めてくれませんでした。

 

小学生の頃、全国一斉模試という学力調査のための試験がありました。

よく憶えていませんが、算数などで100点満点をとりました。

無論、誰も褒めてくれませんでした。

 

その翌年、おなじ試験がありました。

わたしは算数を1問だけ間違えました。

 

すると、


「わざとでしょ?」
「どうして間違えたの?」

 

と担任の先生に詰め寄られました。

 

読書感想文が県で特選に選ばれたときもそう。

実はそれは2つめに書いたもので、最初に書いた感想文はなくしてしまいました。

担任の先生からは、
「最初の感想文だったら県知事賞がもらえたかもしれなかったのに」
と溜息まじりにいわれました。

 

なにをやっても誰も褒めてくれない。

なにをやっても文句を言われる。

 

親にも先生にも…

もっともっと成績の悪い子だってたくさんいて、わたし以外の誰も怒られてなんていないのに…

 

これ以上、どうしたらいいんだろう?

 

こどもの頃のわたしは、途方に暮れていました。

仲良しのおともだちもいませんでした。

ドッヂボールやバスケットボールなどチーム分けをする遊びでは、わたしはいつも最後まで残りました。

だからチームで行う遊びを行うときは、とても惨めな気持ちになりました。

どうせ誰もわたしの名前を呼んでくれないから。

 

だから、ちいさな頃のわたしは防波堤に座って、ぼんやりと波打つ水面を眺めたり、砂浜に座って、サラサラとした白砂の感触をたのしんだり。

そんなふうにして、たくさんの時間を過ごしました。

▶ ありのままの自分とは違う花を押しつけられて


わたしは枠にはまるのが苦手で、自由にしていると伸び伸びとよさを発揮できる、まるでツル性のクレマチスのような花。

だから、向日葵のように一直線な太い茎を天に向かって伸ばし、おおきな花を咲かせてほしいとわたしに願っていた母は、 

わたしのツルが目障りだったのでしょう。

 

バサバサと、ツルを断ち切られる日々がつづきました。 

留学やワーキングホリデー、大学卒業後に専門学校に通うことも猛烈に反対。 

わたしはアルバイトで貯めたお金で短期の語学留学を繰り返し、翻訳家養成の専門学校に通いました。

一流大学に入って、一流企業に就職して、バリバリと働く仕事のできる人になってほしい。

わたしにそう願っていた母からは、母の更年期とも重なり、かなり激しいことばを投げかけられました。

 

「恥ずかしい」

「会社員にすらなれないなんて」

「所詮、会社員じゃないでしょ」

「(実家に)帰ってこなくていい」

 

そうして、わたしは崩壊していったのです。

▶ ありのままの自分が受け入れられない…


まわりから押しつけられた花。

まわりに褒められるために、せめて怒られないためにと、自分なりに努力して目指した花。

 

この2つの花と、ありのままの自分の花があまりにも違い過ぎて、

 

わたしは崩壊してしまいました。

人とまともに関わることができない状態になり、なるべく打ち合わせの必要がないライティングや翻訳やデザインの仕事ばかりを引き受けていました。

自宅でパソコンに向かうだけの日々。

自分から、押し入れの中に長いあいだしまい込まれた布団みたいな匂いがするように思えて、外出もできなくなりました。

 

この状態から一歩、いいえ。

反歩、踏み出すことができるようになるまでに、4年以上かかりました。

 

外に出てみればわかるのです。

星型のわたしが丸い穴にはまろうとしていたから苦しいのだと。

クレマチスのわたしが向日葵になろうとしたから辛いのだと。

あれから14年ほど経ちます。

ありのままの自分の花と、理想の花が違うことがわかったからといって、すぐにすべてが解決したわけではありません。

枠を外し、土を入れ替え、栄養を与え、陽射しを浴び、環境を整えて、すこしずつ、すこしずつ、わたしは自分の花を育て直しました。

14年経った今でも未だに清算しきれない想いがあることに、時折、気づきながら、それでも14年前の自分からは想像もできないほど穏やかに心地よく生きています。

 

「ほんとうは親の願う花を咲かせたかった」

「ほんとうは、ありのままのわたしの花を親に受けいれてもらいたかった」

 

そんな残念な気持ちもまるごとひっくるめてワタシ。

 

そう思えるようになったから。

▶ こどもたちの花をみつけるために


このような経験があったから、こどもたちとヨガを分かち合うようになったとき、 

まずは、ひとりひとりの花をみつけるところからはじめました。

 

そのために役に立ったのがマインドフルネスです。

 マインドフルネスをプラクティスすると、モノ・コトがあるがままにみえるようになるからです。

また、自分自身の思い込みや考え方の癖に気づくようになります。

わたしはこれを、「自分の心と仲良くなること」と呼んで、こどもたちと分かち合っています。

 

マインドフルネスで自分のこころと仲良くなり、ヨガでありのままの自分と仲良くなる。

 

そうすると色とりどりの様々な花で教室のなかが溢れかえりました。

100人いれば100種類の花があるはずだから、必要な栄養も、陽射しも、水の量も、なにもかも違って当たり前。

 

できることも、できないことも、得意不得意もあるでしょう。

 

だから、ありのままのこの子たちが、自分とは違う花の正解を自分の正解と勘違いすることなく、自分の人生を自分らしく歩み、自分の花をきれいに咲かせる方法を一緒に考えていきたい。

すこしでも自分を好きになってほしい。

生きやすくなったらいいな。

そんなふうに思うから、共に学ぶものとして、こどもたちと英語とヨガとマインドフルネスを分かち合っています。

▶ これからのこと


こうして活動を続けているうちに、たくさんのうれしいご報告をいただくようになりました。

「4年間、体操教室にかよっても全然運動ができるようにならなかったのに、Kids Yoga Tokyoに1年間かよったら体育測定の結果が伸びました」

「引っ込み思案だったわが子が、卒園式で自分の夢を堂々と発表することができるようになりました」

「とにかく姿勢が悪く注意しても直らなかったのが、自分で姿勢が崩れていることに気がついて、ちょこちょこ正しています」

「家族の気がつかないわが子の良いところをたくさん発見していただいて、わが子の見方が変わりました」

「こどものために通いはじめたはずなのに、わたしの子育てがラクになりました」

 

いつの間にか、クラスは満席になっていました。

WSも募集2-3日ほどで満席になるようになりました。

更には沖縄や京都からもWSに参加していただけるようになりました。

子育て支援系のNPO法人の理事長にも就任し、発達障害を持つこどもたちとご家族を支える放課後等デイサービスの立ち上げや運営もしました。

こどものころからの夢だった「本を書く」というお仕事もさせていただきました。

 

わたし自身、ありのままの自分で自分の人生を歩みながら、キレイな花を咲かせることができるようになってきたのです。

キッズヨガクラス

こどもたちのことをもっとわかりたいという気持ちもあり、2018年4月から大学で心理学の勉強をはじめ3年半かけて無事に卒業し、公認心理師・認定心理士・准学校心理士の資格なども取得いたしました。

 

また、こどもたちにしあわせに過ごしてもらいたいなら、やはりお母さんたちがしあわせに子育てをできることが一番なのではないかと考え、2022年6月『子育てがつらいと思うあなたへ』という本を出版いたしました。

 

こんなふうにこれからも、こどもたちがほんとうの自分と仲良くなり、自分らしい人生のなかで自分の花をキレイに咲かせていくことのお手伝いをしていきたいと思います。

▶ 資格

(ヨガ・マインドフルネス・心理・こども関連のみ)


・保育士

・公認心理師

・認定心理士

・准学校心理士

・感覚統合療法入門講習会基礎コース修了(感覚統合学会)

・日本幼児体育学会初級指導員(日本幼児体育学会)

・運動保育士(NPO法人運動保育士会)

・発達障害学習支援サポーター(一般社団法人子ども青少年育成支援協会)

・スキーマ療法入門WS(伊藤絵美)

・認知療法・認知行動療法カウンセリング:ストレスコーピング入門(伊藤絵美)

・アンガーマネージメント講座(こころサロン創)

・子どもヨーガ専門士(CCE.jpn)

・まねまねヨーガサポーター(CCE.jpn)

・森林Being‐Mode アドバイザー(CCE.jpn)

・GroovyKidsYoga™TT(全米ヨガアライアンスRCYT)

・KIDO Kids Yoga™TT(全米ヨガアライアンスRCYT)

・Yoga Ed.(ヨガエド)キッズヨガPI1修了

・小学生のためのキッズヨガWS修了(こどもヨガプロジェクトWAPPY)

・アシュタンガヨガ初級指導者(IYC)

・ラジヨガ講師(IYC)

・Bliss Baby Yoga Postnatal Yaga TT(産後ヨガ指導者・全米ヨガアライアンスRPYT)

・たまごヨガTT(Gate8)

・Heart Of Yoga短期集中講座修了(川原朋子)

・リストラティブヨガ短期集中講座修了(川原朋子)

・Mindfulness Meditation WS(Birgitte Kristen)

・Mindfulness Meditation Level 1修了(True Nature Meditation)

・Search Inside Yourself(SIY)コアプログラム修了

・MBSR(Mindfulness Based Stress Reduction)8週間プログラム(MBSR研究会)修了

・MBCT(Mindfulness Based Cognitive Therapy)8週間プログラム(Mindfulness&Yoga Network)修了

・Teach .b(MBSR研究会)修了

・医療従事者向けマインドフルネス研修会(Plum Village僧侶団ツアー2019)

 ・ABCプログラム指導者講習会(さわだスポーツクラブ)修了

▶ 先生はこんな人


キッズヨガ講師
キッズヨガインストラクター

【好きなこと・もの・場所】

・白いもの

(雪とか雲とか白い紫陽花とか白くまとか)

・コーヒー

・寝ること

・図書館

・おふろや温泉

・湯船につかりながらなにか(本を読む・歯磨き・DVDをみる・妄想・うたたねなど)をすること

・本(読むのも眺めるのもそこにあるだけでも)

・植物

・写真を撮ること

・美術館

・瞑想

・ヨガ

・公園

・ピクニックやサイクリング

・秋と冬

・しずかな場所

・アムステルダム

・着物

・海

 

【嫌い・苦手なこと・もの・場所】

・虫(ゴキブリ含む、足が4本よりたくさんあるもの)

・夜更かし(睡眠不足)

・うるさい場所

・人ごみ

・体育の授業(長距離以外はいつもオール2でしたよ)

・急ぐこと

・飛行機

・狭い/高い/暗い場所

 

【こどものころの夢】

・小説家(いつになったらなれるのかなぁって、今でも思っています)

 

【こんなこどもでした】

・病気がち、特に耳鼻科系と皮膚科系が弱く、耳から突然出血したり、アトピーのせいで皮膚がただれて下着や服とくっついていたり。のり物も弱く、のった途端に(いや、のる前から)気持ち悪いのです(船は今でも片足を一歩のせただけでダメなんです)。

 

・幼稚園のころ、学習発表会の犬役で、みんなに大ウケだったのが「笑われた!」と勘違いし、それ以来、人前にでたり話したりするのが苦手な子に

 

・本を読むのがとっても好きで、自分で詩や物語を書いて「小説家になった気分」を堪能していました(笑)